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ブランク10年以上の看護師が復帰・再就職するときにやるべきこと


 10年間のブランクがあるということは、それまで子育ての環境が整っていなかったか、働かなくてもよかったということになるでしょう。サポート面が理由であったなら、まずは復職する前にそれらの環境を整える必要があります。子供がある程度大きくなっていると、急な熱で呼び出されることは減ります。一方で、今まで苦もなく行けた早めの受診ができなくなり、風邪をこじらせやすくなります。また、学校でインフルエンザや感染性胃腸炎の流行が起こると、出席停止の期間は休みをとることになります。その時にとりあえず同じ家の中に大人がいると、かなり違いますね。

 難しいのは、親が専業主婦でいた場合、子供の自立度が低いことです。家に帰ればお母さんがいるし、もし何か困ったことがあってもお母さんに言えば何とかなる。働くお母さんよりゆとりがありますから、子供のわがままや無理難題も通しやすくなります。当たり前のように家事は全てお母さんがしていますから、手伝いの範囲も狭いでしょう。
 それがつもりつもって、小学校高学年になってから仕事に行こうかなとなると、子供の協力を得ることが難しいでしょう。物心ついた頃から「お母さんも、お父さんと同じように働いているのが当然」という家庭とでは、時間の使い方も精神的な親への依存度もかなり違います。

 夫の協力度合いはいかがでしょう?もし「家計の足しに働いて欲しい」という姿勢であれば、協力をお願いできるでしょう。ですが、10年妻が家にいて全て家事をする生活がしみついていますから、夫の妻への家事・育児依存度も高いはず。頭で協力しなくてはとわかっていても、どうして欲しいのかわからないこともあるでしょう。

 専門職で10年のブランクがあることは、大変な不安もあるでしょう。そもそも働くことのリズムがなくなっていますし、時間のやりくりを身につけることが大変です。家事は大変な仕事ですが、そのための時間が十分にあったのが専業主婦。これからはその中でできることとできないことの選択をして、仕事と両立させなければなりません。とても家族の協力がないとできません。復職後にすぐ「無理だった」とならないためにも、まずは家族間で意識のすり合わせが必要ですね。

 そして、いきなり仕事を始めるのではなくて、最低1か月は仕事をしているのと同じような時間の使い方をしてみましょう。特に一日フルタイムで働くことにした場合は、時間管理が必須です。朝と夜の時間だけで家事と子供に関すること全てを終えることができるようにならなければなりません。
 そして、仕事に行くつもりの時間で勉強をしましょう。知識や観察力は10年も空けばかなり鈍っています。薬もジェネリックが導入されて全く変わりました。ですから、とにかくメインとなる科の参考書を読みましょう。そして、短い時間で作れる料理のレパートリーを増やしたり、一度で無駄なく不足のないような買い物ができるようになりましょう。働くお母さんの30分は、専業主婦の2時間に匹敵するくらい密度の濃くなります。

 今まで働かずに済んでいた環境に感謝しつつ、これから10年のブランクを埋めるため、そして更なるスキルアップを図るためには相当な努力がいることを覚悟しなくてはなりません。辛いこともあるでしょう。それを理解してくれるよう、家族間でしっかり話合ってから復帰しましょう。

ブランク10年以上の潜在看護師 どうやって復職活動をすべき?

 10年というブランクはとても長いですね。産休・育休で1年間が空いただけでも頭はかなり鈍ります。それが10年となると、頭で思っているよりも看護師の「カン」が落ちているでしょう。
 例えば観察力。同じ状態を観てぱっと頭に浮かぶ病態が少なくなっているでしょう。10年という期間看護から離れていると、思考過程も一般人とかなり似通ったものになってしまいますから。

 あなたは家庭に入る前にどれくらいの経験があるでしょうか?また、家庭に入ってからどれくらい看護に触れていたでしょうか?復職にはこれらがかなり関わってきます。
 ほんの1~2年働いて家庭に入ってしまった場合、自分は「10年のブランク」と思わない方がいいですよ。更にその短い期間をどこで勤めたかにもよりますが、経験に対して家にいた期間が長ければ、厳しいようですがあなたは新人と思った方が良いでしょう。逆に10年働いてから10年のブランクという人は、少し「カン」を取り戻し、新しいことを取り入れるだけで済むでしょう。
 専業主婦の間にも現役の看護師仲間から情報を定期的に得ていたり、自分で医療に関する本を読んでいたのなら、復職には有利ですね。

 働き続けて来た人でも、転職というのは一大事。個人交渉では賃金のことから労働時間、休日の扱い等の契約面でもめ事も出てきます。ですから、特にブランクがある場合には、人材紹介会社を通しましょう。人材紹介会社の担当に自分の経験や、これからどのくらいのペースで働くつもりかをまず伝えましょう。そして、現在の看護の求人事情を教えてもらい、まずは浦島太郎状態から抜け出すだけの情報を得ましょう。インターネットで検索して、自分で情報を集めるのもいいですね。

 そして、自分の10年のブランクを埋めるだけの、または新人同様の教育をしてもらえる職場をじっくり探しましょう。人材紹介会社の担当にも、相手の病院に10年のブランクがあることをしっかり伝えてもらいましょう。
 「即戦力にならないから無理」と言われるのであれば、就職後に教育面が整っていることはまずありません。そこは辞めて正解です。

 今まで働かずに済んだということなら、急いで仕事を探す必要はありません。復職準備にも時間をかけて、しっかり選びましょう。そうでないとせっかく意を決して復職したのに、すぐに退職ということになってしまいます。
 探している間に、自分に抜けていることを補う知識をつけましょう。復職すると家事・育児で手いっぱい。なかなか勉強できませんし、いざ勉強しようと思っても参考書すら手元にないことがあります。書店で参考書を購入しておいて自己学習するくらいの準備もしておきましょう。

 

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