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ブランク10年の看護師~外来へ復帰の際に必要なこと~


 10年前と違い、今ではできる限りの治療を外来で行うのが主流になっています。それは、長期に入院すると病院の利益が出ないような診療報酬の改定がされたからです。ですから、外来は入院するギリギリまでの患者をみるようになりました。内科系であるなら、毎日点滴に通う患者もいますし、外科系であるならオペ前検査全てを外来で終わらせてからの入院となります。
 抗癌剤治療に至っては、その殆どを外来で行うようになりました。今ではポートから専用ポンプにつなげば、自宅に帰ることができるようになりました。その前後の対応も外来に求められています。

 高齢化も進み、それでいて高齢者自身もまだ現役で仕事をしていることが多くなりました。80代で手術をすることは普通になりましたし、90代で外来通院している患者も多いです。その子供世代はまだ仕事をしていることが多く、高齢者が一人で通院するようになりました。
 といっても、理解力が乏しかったり、認知症もあるのに一人暮らしという患者も多く、ただ外来診療の介助をするだけが看護師の仕事ではなくなりました。これらの老人のサポートも外来看護師に求められるようになり、かなりの負担になっています。

 胃カメラの検査説明一つでも時間を要するようになりました。カメラの際に中止する薬の説明だけでもジェネリックが採用され、看護師も把握するのが難しくなりました。それを高齢者にも説明しなくてはならないのです。
 大腸カメラに至っては、前日の処置の説明もしなくてはならないので、大変な時間と労力を必要とするようになりました。 

 90代でも独歩で来院する患者から、40代で脳梗塞の患者もいます。それらの幅広い年齢・病態に対応していく柔軟さを求められるのが外来です。ついつい手のかかる患者に看護師がとられてしまいがちですが、外来には状態の悪い患者もいます。緊急の患者が実は重症ではないのに手のかかる患者に隠れてしまって、治療が後手にまわってはいけません。そうならないようにトリアージをすることも必要です。

 10年の間に医療の進歩だけでなく、高齢化も進みました。そして治療は病棟から外来へシフトされています。様々な病態・環境の患者が飛び込んで来るのが外来です。昔よりも外来に比重を置くため、終了時間間際での対応も増えています。
 知識のブランクを埋めるだけでなく、これらに対応できるように勤務時間の調整も検討しなくてはなりません。復職の際には、勤務時間の確認や家族との協力体制を整えておきましょう。

 

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