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ブランク10年の看護師~復職支援セミナーなどは利用すべき?~

読了までの目安時間:約 3分


 看護師はいつでも人手不足。だからこそハードワークが多く、結婚すると離職してしまう人が多いのですが…。この潜在看護師をまた現場で頑張ってもらおうという活動を、看護協会や行政で行っています。それだけ深刻だということですね。

 看護協会のホームページは、会員でなくても見ることができます。まずは最近の情報を得るという目的で、気軽に覗いてみましょう。そして、その中からセミナー情報を見てみましょう。 
 自分の地域で検索すると、「看護師の資格を持ち現在就業していない方や退職予定の方などに、現場経験を持つ看護師が再就業のご相談に応じます。」といった内容の再就業相談が設けられています。技術面でも、看護協会や効率病院の設備を借りて研修を受けることができます。

 10年のブランクがあって、いきなり現場に入って「1号液でルート取って、一緒に血算・生化とっといて‼」と言われたら、青ざめますよね…。技術の前に、(何を用意しよう。スピッツの色って何だっけ…。1号液って…?)というところですよね。
 現場でずっと働いている側は、即動いてくれる人を求めていますから、現実こういうことが起きてしまいます。そして、「こんなこともできないの…」という視線が向けられるでしょう。それは、仕方のないものなのです。悔しいですが、こういうことはあると思った方が良いでしょう。これらの人達は子育てで忙しい中も、ずっと働き続けてきたのですから。
 
 だからこそ、再就業に理解のある場所を選ばなくてはなりません。働きやすそうとクリニックを選んでしまうと、少ない人数の中の1人として動かなくてはなりませんから要注意です。 むしろ人数の多い病院規模の方が、新人と一緒に教育してくれる機会もありますし、いろんなキャリアの人がいるから個別対応もお願いできます。また、その部署が合わなくても異動が可能です。
 
 そして、自分でできる限りの準備をしておきましょう。看護協会等の公的なセミナーは無料で受講できますし、小人数制でウェルカムの姿勢で受け入れてくれます。また、知識の面では有料にはなりますが、民間のセミナーを受講するのも良いでしょう。民間のセミナーは少し高額ですが、プロの講師(主に医師)がわかりやすく、面白いセミナーを開いています。1日受けるとかなり充実した研修を受けられますし、その資料も厳選されたものです。
 (復職の準備って、何をしたらいいんだろう…)と悩んだら、まずは看護の言葉に触れることをしてみると、何から手をつけたらよいのか見えてくるかもしれませんね。

ブランク10年からの復帰~家庭とのバランスはどう保つ?~

読了までの目安時間:約 4分


 10年というブランクを経て復帰する場合、あなたの環境は以前働いていた時と大きく変わっているでしょう。特に1人目の子供の出産と同時に辞めてしまったり、結婚と同時に辞めてしまった場合は特に。働きながら育児をする経験をしていないと、育児との両立が一番の課題になるでしょう。
 
 大人(夫)は働く必要があることをわかっていますから、理屈で協力を求めることもできます。ですが、子供には通用しないことも多いもの。朝忙しくても支度をぱぱっとしてもらえなかったり、夜になっていきなり学校で明日必要なものを言ってきたり。でも子供は今までそれが認められていたのだから、急に変われません。
 また、明日やろうと抱えている仕事があったのに、子供が夜中に熱を出して休まざるを得なくなったりということもあります。

 子供を抱えて、家庭とのバランスをとるための秘訣は、その日その日で仕事を極力完結させておくこと。細かい隙間時間を使って、自分の抱えている仕事を済ませてしまうのです。
 いつ子供が熱を出して急に迎えにいかなくてはならなくなるか、わかりません。その時にぱっと「お願いします」と出られるようにしておかなくてはなりません。逆に、いろんなことを残したままで出ていくのは論外。中には子供のことなら何を言っても許されると思っている人もいますが、それは違います。大抵その翌日も仕事を休むようになるでしょうから、その段取りをしてから周囲にお願いして出ていくことが大切。

 できることをその場で済ませていくことは、仕事の量をこなす上でも必要なスキルです。また、自分が抱えている仕事や会議等は手帳に記入しておいて、家に持ち帰るようにしましょう。(もちろん個人情報を持ち帰るのはいけません。)そうすると、突然夜中に熱が出ても翌朝何をお願いすれば良いのか電話で済みます。
 一人欠員の上に申し送られていない仕事が突然出てきたら、残った人の負担は想像できますよね。

 育児との両立で大変なのは、小学校卒業まで。あとは休日も部活があるでしょうし、自分で遊びにいきますから、家事も休息も休日にとれます。ですから、末子が小学校を卒業するまでは大変かもしれませんが、そこまでの何年かを乗り切ったら楽になります。
 育児の期間というのは実は短い物。子供が成人した後の人生の方が長いのですから、先をみていきましょう。子供が成人してから働くよりもよっぽど今復帰する方が楽ですし、育児が終わったら何も残っていなかったなんて、さみしいじゃないですか。

 しばらくは育児との両立が大変かもしれませんが、このあと親の介護や自分の病気を抱えながら仕事をする時がやってきます。仕事にだけ専念できるのは、結局のところ独身時代だけなのです。
 
 その時々の家庭の状況を見て、その時自分にできることをしていくだけです。必要なのは、状況を判断して働き方も柔軟にしていくこと。この先数年はまだ復職がやっとで残業はできないかもしれませんが、子供が高校を卒業したらバリバリ働く。そしてまた自分の体が大変になってきたり、親の介護が入ったら少しセーブする。そういう具合に変えていけば良いし、看護師はそういう働き方のできる職業で、実は女性には働きやすい職業なのです。
 

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